新卒で就職したのは、大手不動産会社。夢の詰まった”家”を扱う不動産営業という仕事に、大きな期待を持っていました。
実際、一組一組のお客様と深く関わるこの仕事は、やりがいも大きくてどんどん好きになりましたね。
ただ、大手の場合どうしても避けて通れないのが”転勤”。せっかく築いたお客様との関係が、転勤でぷっつりと途絶えてしまう。そこにジレンマを感じていたとき、「こんな会社があるよ」と紹介されたのがアート不動産だったんです。

何より惹かれたのは、とことん”地域密着”にこだわっている会社だということ。
当時はまだ設立して数年の若い会社でしたが、その考えは揺るぎなかった。
「ここでなら、自分が理想とする営業ができる」。そう感じて転職を決めました。


社長の臼井からまず言われたのは、「お客様から紹介してもらえる営業マンになろう」ということ。
普通ならばそこは「売れる営業マン」ですよね。
でも違った。社長が掲げる目標は、尼崎にあってよかった!と思ってもらえる不動産会社になることでしたから。
その言葉の通り、私はここで”お客様から信頼してもらえる営業スタイル”をみっちり学びました。

それにしても、こんなに紹介やリピートが多くなるとは正直思いませんでした。
なにしろ、尼崎は人と人の絆を大事にする街。一度信頼してもらえたら「次も頼むわ」とリピートで依頼が入ってくるのです。
近々決済されるお客様も、10年以上のおつきあいの中で今回が8件目!
考えてみてください。営業にとってこんなに嬉しいことはないでしょう?
売上至上主義の会社なら、絶対に実現できないことだと思いますね。

もちろん、今回迎える方にもこの面白さを実感してもらいたい。
数字の作り方ではなく、本当の意味での不動産営業の醍醐味を、手取り足取り教えますよ!

そのお客様は、10年来のおつきあいがある宝石屋さん。駅前の店舗を買いたいとのことで、お世話をさせていただいたのが最初の出会いでした。
これは私の癖でもあるんですが、関わるお客様のことを深く知りたいと思うんですね。どんな背景で新店舗の購入を考えておられるのか、なぜこの場所がいいのかなど、とにかく色々知りたいんです。すると、「そこまで考えてくれるの?」と私のことを信頼してくださるようになり、契約はとてもスムーズに進みました。
そこからが、この話の本題。その後、長男様の家〜所有物件の賃貸付け〜次男様の家〜所有物件の売却…と次々リピートのご依頼が!
それだけでなく、宝石店のお客様にまで私を紹介してくださるのだから、頭が上がりませんね。
ちなみにこのお客様には、これまでに8件のご契約をいただいています。

実はこのケース、特別な事例ではないんです。他にも「山ちゃん、お願い」と直接電話をかけてきてくださるお客様が、7、8組はいらっしゃる。本当に営業冥利につきますよ。
これも、地域密着型の不動産会社だからこその強み。
親しみやすくて、融通が利いて。いつもそばにいられるからこそ味わえる面白さだと感じています。