物件購入をご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。
今回は、物件のご内覧の時に、知っておくと便利なポイントパートⅣをお話したいと思います。
【物件内覧ポイント その⑥】 「車庫スペース」をよく確認しましょう。
車庫付の戸建を購入すると、駐車場賃料がいらなくなり、非常にお徳になりますが、車庫スペースに、車がおさまらないと場合によっては、お持ちの車を買い替えなければならなくなります。これでは、折角、車庫付の戸建を購入したメリットがありません。
では、まず、車を駐車して、ドアの開閉が、十分かどうかをチェックしましょう。次に、奥行きをチェックしましょう。時折、車が、道路にはみ出して止まっている光景を見ることが有ります。最後に、車庫の天井の高さも、チェックしましょう。古年の中古住宅に多くみられるのですが、車庫の天井髙が、1.4~1.6m程度の高さしかない家が、有りますので、注意してください。
次に、マンションのご内覧の場合、お部屋だけを見て、駐車場を見落としてしまう場合が有りますのでご注意ください。特に、機械式の駐車場の場合が多いので、駐車可能の制限が有りますので、必ず、チェックポイントになります。
以前、お聞きした話ですが、メーカーによっては、車の幅や長さを特殊に作っている場合が有り、車を買い替えたが、機械式の車庫に収まらず、近隣の車庫を借りて止めることになったというケースが有ります。ご注意ください。
最近、自動二輪車の大型に乗られる方が、多くなってきましたが、マンションのバイク置場は、どのマンションもスペースが確保出来ていないのが現状です。もし、大型バイクをご所有で、マイホームをお探しの場合は、戸建を優先して、ご内覧されることをお勧めいたします。
「私担当のお客様で大型小屋裏部屋がある中古住宅を購入頂いた方がございます。しかし、この家の車庫は、私の身長が1.8mですので、腰を折って、頭を下げていないと入っていけない高さしか無かったのです。何軒もご案内させて頂いた物件の中から、この家を選択され、たいへんお喜び頂きました。」
【ご入居後にお聞きしたお話ですが】
大型小屋裏部屋で、趣味の楽器の演奏を楽しむことが出来るようになったことが、ご購入の一番のポイントだったそうです。後で、車庫に案内され、ご自慢のマイカーを拝見いたしました。家をご購入と同時に、以前からご所有の車のメーカーで、車庫の寸法にぴったり合う車に買換えをされたのです。車の高さが、車庫にぴったりで、「びっくり」致しました。
『ここまで、こだわりをもって、お家選びをして頂きますとお手伝いさせていただいて本当に良かったと感謝の念で一杯でございます。』
次回も、物件(商品)を内覧する時の知っておくとお得なポイントをお伝えしたいと思います。弊社では、皆様が、無理のない住宅購入の決断を下せるように、各担当者が、アドバイスやご内覧のサポートをさせていただきます。物件(商品)のご内覧に関するご質問は、ご遠慮なく、お申し付けください。
営業部 阿井川
2-6 中古戸建の屋根について
前回は、外壁塗装について少しご説明させて頂きましたが、
今回は、意外と見落としがちになる戸建住宅の屋根になります。
屋根は、雨風凌ぐ重要な箇所ですが、どうしても外観目視では、わかりにくい部分でもあります。
そこでまずは、物件の屋根の素材が何で施工されているのかがポイントになります。
現在、中古戸建住宅で流通している物件の屋根の種類は大きく分けて
陶器瓦葺・スレート葺・セメント瓦葺・鋼板葺 の4種類程度になります。
*スレート葺:軽量な為、耐震性に優れているが耐久性は劣る。メンテナンスは塗装をしていく必要がある。
*陶器瓦葺:陶器瓦自体の耐久性は非常に長いが非常に重く耐震性は劣る。漆喰を一部使用して施工する為、漆喰部分や台風時期等のメンテナンスをしていく必要がある。
*セメント瓦葺:陶器の瓦(和瓦)と違いセメント瓦(洋瓦)は表面の塗膜で雨を弾いているため塗装のメンテナンスが必要になってきます。
*鋼板葺:軽量で耐震性に優れていて、頻繁なメンテナンスも不要で耐久性も高いが、工事費が比較的高額になる。最近では、ガルバリウム等の鋼板を使用する物件も増えてきています。
以上の様に、屋根の素材によってメンテナンスの仕方が変わってきますので、物件見学の際には、屋根の素材も確認しておく事も重要なポイントになります。
直接屋根に登って確認しなくても、内覧の際に室内の天井部分に雨染みの有無等をチェックしていく事で屋根の状況はある程度把握していく事が出来ます。また、現在に至るまでの補修等の工事履歴もヒアリングしていく事も大切なポイントになってきます。先ずは、少しでも不安に思う事や疑問に思う事は、その場で担当者にお気軽にお声掛け下さいませ。
こんにちは臼井です。
つい先日、こんな変わった売却事例がありました。
相場の問い合わせの電話反響があり「尼崎の●●町近くで、土地○○㎡、築○年、建物●㎡なのですが、いくら位ですか?」との問い合わせでしたので、販売事例を参考にして、「できれば一度正確に査定させていただき価格をご提示させていただきますが、低くみたとしても、だいだい○○○○万円位ではないでしょうか。」と答えたところ、
先方様が何やらびっくりされている様子でした。よくお聞きすると、売主様は関東在住の方で、売主である母親が弊社担当者が電話で提示した価格の2分の1位の金額で売りに出そうとしているので、あまりにも安いのではないかとのことで、問い合わせしたとのことでした。
その後、改めて現地にて鍵を開けてもらい、室内を拝見し、査定書を提示したところ、やはり査定価格の提示に2倍近くの価格差が付きました。電話の主は売主様の息子様だったのですが、売主である母親に売り出しの状況がどこまで進行しているのか確認していただくことになり、後日、結果を教えていただくと、すでに売買契約が終了して引き渡しを待つのみ という状況でした。
状況をおききすると、買主は不動産業者が買い取り、再販売する目的で購入したものであるとのことでした。お母様は相場がわからずに、「買いたたかれた感がある」とのことでした。息子様が「相場で売却したいのだが、何か方法はないですか?」とのことでしたので、
強くお勧めできるもではないのですが、 と前置きしたうえで、売主様にペナルティーは発生しますが、手付金の倍額を買主に払い、契約を解除すればもう一度、弊社提示の価格にて売却することも可能です。ただ100%提示価格で売却できる保証はありません。
とお答えしたところ。その手段をとり、すでに契約したものを解約して、弊社と専任媒介契約を締結し、弊社提示の価格にて売りに出したところ、
なんと、約1週間くらいで、すぐ近くの方が「娘様のために」ということで現金購入いただき、無事売却できました。旧契約を解約して解約金が発生しましたが、それでも数百万円の売却代金に差が出て、売主様には非常に喜んでいただきました。本当に珍しい売却事例です。
不動産の換金を急ぐときは、不動産買取業者に査定してもらうこともあるかと思いますが、特に急ぐ必要がなければ、2.3社の不動産業者に査定してもらい、比較して売り出し価格を決めるのがいいと思います。
それでは また!!