住宅ローンをご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。
皆様は、【個人信用情報】 という言葉をお聞きになられた事が、お有りでしょうか?
【個人信用情報】とは、消費者信用の円滑化等を図るために、設置、運営されている個人信用情報機関に登録された個人信用情報を言います。
銀行や信用保証協会等は、住宅ローンの申込にあたり、与信取引上の判断のための参考資料として、同意を得た上、登録された個人信用情報を利用します。
特に、よく利用される個人信用情報機関は、
① 全国銀行個人信用情報センター
一般社団法人全国銀行協会が設置、運営している個人信用情報機関です。
② 株式会社日本信用情報機構(JICC)
消費者金融会社、流通系・銀行系・メーカー系カード会社、信販会社、金融機関、保証会社、リース会社など与信事業を営む幅広い事業者が加盟し運営しています。
③ CREDIT INFORMATION CENTER(CIC)
クレジット会社の共同出資により、設立された主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。
銀行や信用保証協会等は、過去5年間の皆様の消費個人情報を利用し、過剰貸付(多重債務)の防止や審査事務の迅速化を図っています。
わかりやすく言いますと、「借入れ中の多額のローンが無いか」「返済に延滞は無いか」「返済に事故が無いか」どうかを確認し、新たな住宅ローンを間違いなく返済し得る消費者かどうかの見極めをしています。
【例】ローンを組んで、毎月24日が、支払日になっていました。給料日は、毎月25日で、当日振込れます。上記のローンは、毎月25日に自動引落しされていますので、ローンの返済には、自信が有りました。
【結果】上記の支払い例は、毎月1日の延滞をしています。当たり前のように返済はされていますが、結果は、延滞月の連続です。もし、皆様が、銀行の担当者であれば、毎月、支払いが遅れる方に、融資されますか?
もし、ご自身の個人情報を事前に知っておきたい方は、上記の各機関共に、所定の手続きを経て「個人情報の開示」を求めることが出来ますので、ご利用されては如何でしょうか。
今回は、住宅ローンの審査時に、よく有るマイナス材料をご説明させていただきました。弊社では、皆様が、無理のない住宅ローンをお組み願えるように、各担当者が、アドバイスや事前審査のサポートをさせていただきます。住宅ローンに関するご質問は、ご遠慮なく、お申し付けください。
営業部 阿井川
2-1 改装済みの中古物件について
中古物件と言っても、築年数の古い物件、逆に新しい物件等、様々な物件がございます。リノベーション物件といった改装済みの物件が市場に流通しております。
ん?? リノベーション?? リフォームとは何が違うの?? と疑問に思われた方も意外といらっしゃるのではないでしょうか。
最近、リフォームという言葉よりリノベーションという言葉をネットやチラシ等でよく目にします。
今回は、「リフォーム」と「リノベーション」の違いについて簡単にご説明させて頂きます。
リフォーム: 住まいの改装工事全般を「リフォーム」と呼ばれています。
ちょっとしたクロスの張替えや、トイレ・浴室・キッチンの入れ替え等々
老朽化した設備等を新しく取り替える新築時に近い状態にするというニュアンスで使われています。
リノベーション:既存の古い建物を活かしながら、間取りや設備を変更して
中古住宅に新たな付加価値を生み出し、新築時以上の性能に向上させる比較的大きな改装工事というニュアンスで使われることが最近多くなってきています。
今までは、トイレ・浴室・キッチンを全部最新モデルに取り替えても「リフォーム」と言っていましたが、当時の設備より格段に性能は向上されている事がほとんどです。それに、トイレ・浴室・キッチンを全部最新モデルに取り替えるのは、比較的大きな改装工事とも言えますので、少し間取りを変更すれば、今では「リノベーション」と呼ぶことも増えています。
今のところ「リフォーム」と「リノベーション」の違いを白黒はっきりさせる明確な定義はございません。上記でご説明したニュアンスの違い程度です。
最近では、性能が向上していれば比較的大きな改装工事をした物件を、リノベーション物件として市場で取り扱われています。全てを新しく改装工事している訳ではないので、実際にどこを改装工事しているのか、きちんと確認していく事も中古物件探しの大切なポイントです。
ちなみにリフォームは和製英語で、英語圏で住まいの改修のことを、renovationあるいはremodelと言われてるそうです。
営業部 丸塚
こんにちは臼井です。
前回に続く売却時の留意点についてなのですが、あたりまえのことなのですが、売り出す前にきっちりと物件の詳細を掌握するということが大事です。
査定して、売り出し価格を決めて売り出すことは簡単にできるのですが、良くあるのが売りに出してから、後で設備に不具合があったり、近隣との申し合わせ事項が発覚したりするケースがあります。
購入前であれば、買主様もそのことを前提に購入を決断することができるのですが、買い付け申し込みを入れて、後で売主様サイドより、実は「~~なのです」とマイナス面を聞くとそのことが重大なことであればあるほど、購入に踏み切れなくなります。それよりも不信感につながる場合もありますよね!
買主様からすると「なぜ先に言ってくれなかったのか?」となるわけです。このあたりが不動産業=クレーム産業といわれるところだと思うのですが・・・・私が売主様を担当するときには、契約時に頂く書面で物件状況報告書及び告知書A3で3.4枚位の書面なのですが、必ず売り出す前にそれを先に売主様よりいただくようにしていました。
その書面には各設備キッチン、洗面、風呂にどんな設備があり、故障の有無等、土地の境界杭の有無、近隣との申し合わせ事項の有無、騒音・臭気・事件・事故・火災等の有無が記載されており、あらかじめ売主様が掌握している内容を記入するものなのですが、これを売り出す前にいただき、設備等に不具合があればそれを前提に最終の価格・引き渡し条件などをきめておりました。
簡単に言うと欠陥、古びた箇所を隠すのではなく、むしろ予めできる限りオープンにして、売りにかけるというものです。単純なことなのですがこれができていなので買い付け申し込みが入っても契約に至らないケースもあります。
要は不動産に限らず、高額になればなるほど、良い面だけでなくマイナス面も知りたいですよね!売主様からするとなんでもないことでも、買主様は気になるのです。であれば設備表も簡単に記入するのではなくできるだけ細かく記入してさしあげるほうが買主様も逆に安心されると思いませんか??
私は売主様が気づきにくい点、蛇口の水漏れ、給湯器不具合、戸建であれば、床のきしみ、建具の不具合、シロアリ被害、越境などについても相当突っ込んでヒアリングしていましたので引き渡し後のクレームが少なかったです。中古物件ですから完全無欠の物件はないですよね!できればそれを売り出しとほぼ同時に買主様に教えてあげる、あるいはあらかじめ告知するというのは実は売却時には非常に大事だと思います。
それでは また!!!