住宅ローンの注意点

アート不動産の山田です

ここだけの話、実は審査に落ちることはよくあることなんですそこで、住宅ローン初心者が申込時の注意点をお話しさせていただきます。

「まず、最初の難関は銀行の事前審査です。でも、実は銀行によって審査の方針は全く違うので、『この人だったら確実に通る!』という明確な基準は存在しない。ひとつの銀行では通った審査が別の銀行でも通るとは限らないんです。そんななか、審査時の注意点として多くの人が陥りがちなのが、『複数の銀行に手当たり次第に審査に出す』というものです」

どこの銀行に出せば審査に通るかわからないから、「とりあえずたくさんだしておこう!」と考えてしまいがちなところですが、これが実は落とし穴なのだとか。

「審査のときには、個人信用情報と呼ばれる個人の金融履歴をチェックされます。そこで、審査に出すと審査に出したという履歴がつきます。すると、次に別の銀行へローンを申し込むときに、『あ、この人は別の銀行で審査に落ちたから来たのだろう』と思われてしまい、審査に通りづらくなってしまうんです。『自分の信用情報にはまったく問題がない!』と自信がある人以外は、お試しで審査に出してみるというのは避けて欲しいですね」

「自分の履歴を知りたいという人は、自分の個人信用情報を取り寄せて確認してみるのが一番。日本にはCIC、JICCという個人情報信用情報センターがあります。できれば全部から取り寄せて、自分の過去の履歴をチェックしてみましょう。自分の履歴に自信がある人でも、意外と『携帯電話代の支払いに遅延があった』なんて細かい傷があったりするので、よくよく確認することをおすすめします」

個人信用情報を取り寄せて、自分の信用情報に問題がなければ、いざ銀行へ。

「それでも、審査に出すのは3行くらいにしておいたほうがいいですね。多く出しすぎると、金融機関が警戒して審査するスタンスが厳しくなることがあるからです。」

何百万円、何千万円という巨額なお金を動かすのだから、銀行側は確実に返済してくれる人にしかお金を貸したがらないのは当然のこと。住宅ローンの審査前には、まずは自分の個人情報をしっかり把握することから初めてみてはいかがですか

詳しくは山田までお気軽にお問い合わせください。

投稿日:2021/07/05   投稿者:山田 裕之(宅地建物取引士・チーフ)
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