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7-1 建物用語のお話し【その1・天井】

今回のブログから、いろいろな建物に関する用語のお話しをしたいと思います。

 

天井(てんじょう)とは、部屋など構造物内部の上側の面をいいます。

 

天井には、室内の温度調整、或いは、明るさの確保、収納、屋根裏からの塵埃の落下防止といった機能が有ります。

 

広い部屋なのに天井が低かったり、天井を暗い色彩の色にしてしまったりすると圧迫感を受けます。また、住宅でむやみに天井が高いと暖房の面で不利となります。

 

日本では、居室の場合、建築基準法施行令により、平均の高さは、2.1m以上と定められています。

 

天井の形状による分類は、平天井、勾配天井、船底天井、下がり天井などがあります。

 

  • 平天井   天井面が水平になっている天井のことです。
  • 勾配天井  傾斜になっている天井のことです。本来、天井になる部分を取り払い、屋根をそのまま天井として利用するので、空間が広くなって開放感を得ることができます。
  • 船底天井  天井の中央部分が両端より高く、勾配がついた天井のことです。見上げると船の底のように見えることからその名がついています。部屋を広く見せる効果があり、主に、和室などで用いられています。
  • 下がり天井 マンションなどで、天井が、他よりも低くなっている部分のことをいいます。一般的には、鉄筋コンクリートの梁、排気ダクトなどのパイプスペースの出っ張りのために、部屋の隅の天井が低くなっている部分を指し、間取り図では、点線で示されます。

 

 

鉄骨造の建造物では、吊木によって上階スラブから天井面を吊るして支持する構造として吊天井(二重天井)が、一般的です。

 

  • 吊天井は、吊木や吊金具で天井板を吊っている天井です。日本家屋の他、体育館やホール、トンネルなどでも採用されていますが、施工は簡素に留めている・引っ掛けているだけなど揺れに対して強度がある状態ではなかったため、地震、特に東日本大震災で天井が崩落し、被害が多くでました。この事から学校などで対策が講じられています。

 

 

【 和風建築の天井 】

近世の農家では、天井を張らず、小屋組を露出させていることが多く、農家でも床の間のある座敷を設けるようになって天井を造るように変化しましたが、土間部分では、火を使うこともあって、小屋組を見せるのが一般的でした。

 

寺院の建築のうち、現存最古の法隆寺金堂は、梁・桁の間に木材を格子状に組んだ天井を造っています(組入天井)。平安時代以降の和様の仏堂では、梁・桁の下に格子を組んだ天井(格天井)を造るようになりました。格天井(ごうてんじょう)は、格縁(ごうぶち)天井ともいいます。組入天井では、構造材(梁・桁)を見せますが、格天井では、構造材を隠してしまいます。和様特有の天井の低い穏やかな空間が生まれるようになりました。

 

書院建築では、天井の造りによって格式が決まってきます。格天井の中で周囲の部分を一段持ち上げるようにしたものが、折上格天井です(二重に持ち上げたものは二重折上格天井)。二条城の書院を見ますと、将軍の座る位置が、二重折上格天井で、その下手に折上格天井、格天井と格式によって天井の造りも変化させています。数奇屋造りの場合、こうした序列は用いず、竿縁天井とします。竿縁天井は、小屋組等から吊木で野縁を吊って竿縁を渡し、天井板をその上に、乗せたものです。茶室の場合は、狭い空間の中に網代天井、駆け込み天井など変化を持たせています。

 

このように、天井の施工についても、それぞれ、思いやルーツがあるものだと感じます。新築される場合は、参考にして頂ければと思います。

 

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投稿日:2020/06/21   投稿者:阿井川 幾司