物件購入をご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。
今回より、日常のお住まいで、知っておくと便利なポイントをお話ししたいと思います。
今回は、「屋根」のお話です。
最近、新築住宅で、よく使用されている屋根材で、「ガルバリウム鋼板」という表示を見ます。「ガルバリウム鋼板」は、亜鉛鉄板とアルミメッキ鋼板の長所を合わせ持った鋼板です。では、その特徴を興味が有るので見てみましょう。
■ 優れた長期耐久性
大気中に長時間さらされてもその美しさは衰えにくく、亜鉛鉄板と比べて3~6倍の耐久性をもつことが確認されています。
■ 優れた耐熱性
メッキ成分重量比で55%、容積比で80%とアルミニウムの含有率が高い為、アルミメッキ鋼板に近い優れた耐熱性を持っています。
(良好な熱反射性と合わせて、オーブントースター、炊飯器等に使用され優れた効果を発揮しています)
■ 熱反射性が良好
「ガルバリウム鋼板」の表面は、反射率が大きいため、表面の温度上昇が少なく屋根に使用した場合、室内の温度上昇防止に大きな効果をあげ、屋根材として優れた効果を発揮しています。
■ 表面は平滑で、美麗
表面は、銀白色に輝く独特の細かいスパングル(スパンコールともいう。金属や合成樹脂などの輝く物質でつくられた薄く小さい円盤。)を有する為、建築部材としても好評です。
■ 亜鉛鉄板と同等の加工性と塗装性
「ガルバリウム鋼板」は、亜鉛鉄板と同等の成形加工が可能です。又、後塗装も亜鉛鉄板と同様に行うことが可能です。
「ガルバリウム鋼板」の合金メッキ層は、アルミニウムの耐食性(耐食性とは?多くの金属は腐食します。いわゆるさびます。しかし、金属が全て同じようにさびるのではなく、鉄のように少しのあいだ風雨にさらされていただけでさびるものもあれば、通常の環境ではあまりさびないステンレス、ほとんどさびることがないといわれる金など金属の種類によって錆さびやすさに差があります。) と亜鉛の犠牲防食作用、さらに自己修復作用を有しています。そのため、従来の溶融亜鉛メッキ鋼板に比べ、「ガルバリウム鋼板」は数倍優れた耐食性を示します。錆びにくい!
このように、特徴を見てみますと、耐久性があり、耐熱性があり、熱反射性が良好で、錆びにくい屋根材ということが、よくわかりました。なるほど、新築住宅によく使用されている理由が、少しわかってきたように思います。
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営業部 阿井川