アート不動産のフジイです
今回は前回の続きで住宅ローンの審査基準についてお話します
住宅ローンの返済期間は20年や30年と長いですよね。
金融機関では「この人にお金を貸したらローンの返済を最後までしっかりとしてくれるのか?」という、継続的に安定して返済できるかどうかを審査します。
会社員の場合は毎月安定した給料が入るのに対し、自営業の収入は不安定で事業がこの先も安定して継続できるかということは分かりません。その為、自営業の場合はローンの審査が通りにくいと言われています。
例えば会社員と自営業者がそれぞれ住宅ローンの審査を出したとします。
自営業者の方が収入が多くても、会社員の方が借りれるお金が多かったりと審査結果が優遇されることが多いです。
住宅ローンの審査では、収入ではなく所得が審査基準になります。
自営業の場合、所得税対策として必要経費を差し引く為、所得をできる限り下げようとしますよね。
しかし所得が低すぎては審査が通らなくなってしまうんです。
住宅ローンを借りようかと考え始めたら、経費を引きすぎずに所得も増やして調整しましょう。
また、安定した収入があるかを確認する為、審査には直近3期分の確定申告資料が必要となります。
1回でも赤字になってしまっているとアウトです。
そして、他にも借金やカードローンがあるかどうかも審査の際にはみています。
もし他に借り入れがある場合、審査は厳しくなります。
経営状況の影響が大きい
1番重要なのが経営状況です。
景気によって売り上げが高くなる時もありますが、審査でみられるのは経営の安定性です。
「この先も事業は安定していく見込みがあるのか」
「利益は出せるのか
という所を審査されます
住宅ローンは20年、30年と返済期間が長いので、会社員よりも厳しく審査されます。
1番良いのは、個人事業主として独立する前に住宅ローンを組んでしまう事です。
ローンの申し込み基準に、「勤続年数1年以上(営業年数3年以上)」と提示されている事もありますが、これは会社員なら勤続年数1年以上、自営業者は開業して営業年数が3年以上という意味になります。
その為、自営業として開業しても3年間はローンは組めず、3年経過したとしても審査のハードルは会社員よりも高くなります。
ここまでお話させていただくと自営業は無理だと思いますよね!
でも逆にこのポイントさえ押さえておけばとおる可能性はぐっと上がると思います
今回は自営業の方審査基準についてお話させていただきました