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4-10 ここが気になる【物件内覧ポイント】パートⅩ

物件購入をご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。

今回は、物件のご内覧の時に、知っておくと便利なポイントパートⅩをお話したいと思います。

 

物件内覧ポイント その⑫】 「ガルバリウム鋼板屋根材」について、考えてみましょう。

 

屋根材の多くは、瓦、スレート屋根材(カラーベスト、コロニアル)を使用しています。しかし、昨今、良く使われる屋根材としてガルバリウム鋼板が挙げられます。

 

ガルバリウム鋼板は、スレート屋根の耐用年数が、10~15年ですが、それに比べるとセメント瓦と等しく30~40年の耐久性を持ち合わせています。ガルバリウム鋼板は、亜鉛鉄板の犠牲防食機能(亜鉛が犠牲となって腐食することにより鉄の腐食が防止されること)と、アルミの長期耐久性を併せ持つため、通常の鋼板に比べても3~6倍の耐久性を持っています。

ガルバリウム鋼板は、1~3mm程度と非常に薄い素材で、重さも瓦の10分の1程度と、とても軽量の屋根材です。屋根の重さは、地震の際の耐震性に影響を及ぼしますが、ガルバリウム鋼板は、家屋の躯体への負担を軽減し、瓦などに比べ地震の揺れに強い屋根材です。

 

ガルバリウム鋼板は、鋼板の上に「亜鉛43%、アルミ55%、シリコン1.6%」の合金層があり、熱に強いアルミが多く含まれるため、従来の亜鉛鉄板よりも耐熱性に優れています。しかしながら、瓦やスレートの屋根材には、そのもの自体に断熱性があるのですが、ガルバリウム鋼板は、金属なので、素材自体に断熱性能はありません。そのため、屋根材の下や屋根裏に断熱材を施工することが一般的です。また、ガルバリウム鋼板は、金属素材ですので、瓦やスレートと比べるとどうしても防音性に劣ります。防音材を下地に敷くなどの対応は有効です。

 

ガルバリウム鋼板は、メッキ層が柔らかいため、複雑な折り曲げが可能です。よって、様々な形状の屋根に対応することができます。加工しやすい屋根材です。

 

最近は、表面にポリエステル樹脂やフッ素樹脂を焼き付けた、紫外線に強い製品なども開発されています。

 

ガルバリウム鋼板は、耐久性、耐熱性、耐震性に優れている屋根材ですので、今後、瓦やスレートに取って代わる屋根材として、汎用される素材であると言っても過言ではないでしょう。

 

次回も、物件(商品)を内覧する時の知っておくとお得なポイントをお伝えしたいと思います。弊社では、皆様が、無理のない住宅購入の決断を下せるように、各担当者が、アドバイスやご内覧のサポートをさせていただきます。物件(商品)のご内覧に関するご質問は、ご遠慮なく、お申し付けください。

営業部 阿井川

投稿日:2018/04/17   投稿者:阿井川 幾司(宅地建物取引士)
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