物件購入をご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。
今回は、物件のご内覧の時に、知っておくと便利なポイントパートⅨをお話したいと思います。
【物件内覧ポイント その⑪】 「浴室の付帯設備の機能」について、考えてみましょう。
あなたのお宅のお風呂の給湯は、「高温差し湯」式ですか?
「高温差し湯」式とは、お風呂が、ぬるくなった時に、高温のお湯を差し湯(足し湯)する機能です。新しい水を足す原理ですので、衛生面によく、乳幼児や老人、アレルギーに敏感な方にとっては、やさしい機能です。
あなたのお宅のお風呂の給湯は、「追い炊き」式ですか?
「追い炊き」式とは、冷めた浴槽内のお湯を、ボイラー等へ循環させて温め直す機能です。新たに水を使うことなく、浴槽内のお湯の量を一定に保ち、温め直すため節水効果は有ります。特に、多人数家族で、お風呂の使用時間が、長い場合は、温め直す機能が付いていると便利ですね。
ただし、使用した浴槽内のお湯が配管内部に残るので、内部で雑菌が繁殖しやすくなりますので、こまめに、お掃除が必要になります。
次に、「給湯器」と「風呂釜」の違いを考えてみましょう。
「給湯器」とは、水圧のかかった「水」に、熱を加えて「お湯」に変える機能のみを持つ機械です。「3点給湯」「3か所給湯」とは、一般的に台所・風呂・洗面所にお湯を出す事が出来ることをいいます。
「風呂釜」とは、浴槽に貯めた水を、沸かしてお湯にする機能のみを持つ機械です。「五右衛門風呂」とは、かまどの上に鉄釜を据え、下から火をたいて直接に沸かす風呂で、湯桶の下に鉄釜を取りつけたものがあり、入浴のときには、浮いている底板を踏み沈めて入ります。昔は、薪で風呂を沸かして、入浴していました。
現在でも、戸建住宅等では、「給湯器」ではなく、「風呂釜」でお風呂を沸かして入浴されている方が、まだまだ、居られます。
ご内覧時に、台所、浴室等の給湯が、どのような設備によって、どのような機能が有るかを確認されることは、その機能の使用において、得られる効用やデメリットを知るカギとなりますので、ご注意ください。
次回も、物件(商品)を内覧する時の知っておくとお得なポイントをお伝えしたいと思います。弊社では、皆様が、無理のない住宅購入の決断を下せるように、各担当者が、アドバイスやご内覧のサポートをさせていただきます。物件(商品)のご内覧に関するご質問は、ご遠慮なく、お申し付けください。
営業部 阿井川