4-7 ここが気になる【物件内覧ポイント】パートⅦ

物件購入をご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。

今回は、物件のご内覧の時に、知っておくと便利なポイントパートⅦをお話したいと思います。

 

物件内覧ポイント その⑨】 「階段」使い勝手を考えてみましょう。

 

建築基準法による階段寸法では、住宅の場合、蹴上げ(1段ごとの高さ)を23cm以下、踏面(1段ごとの階段の段板の踏板の幅)を15cm以上、また階段の幅を75cm以上と定められています。 階段の昇降に違和感を感じるのは、蹴上と踏み面とのバランスに左右されます。 例えば、蹴上が高くて、踏み面が浅ければ、階段を降りる時は急勾配に感じて、手摺につかまらないと怖く感じる方もいらっしゃるでしょう。 逆に踏み面を広くとって、蹴上を低くすると、つまづいたり、降りる時に空足を踏む事も有り得ます。

 

ご内覧の際に、自身の歩幅にあった階段になっているかどうかをチェックしましょう。 一般的には19cmの蹴上に対し約25cmの踏み面を設けられれば理想ですが、階段勾配を6/7にして22cmの踏み面は確保されると良いとされています。

 

私が、建築会社に勤めていた頃、よく「13階段は、作っては、ダメだよね」と冗談を言っていましたが、階段も、毎日、使用しますので、ストレスがない階段があれば、必然、生活感も明るくなりますよ。

 

ご内覧の折には、階段の使い勝手を必ず、チェックしてみてください。

 

次回も、物件(商品)を内覧する時の知っておくとお得なポイントをお伝えしたいと思います。弊社では、皆様が、無理のない住宅購入の決断を下せるように、各担当者が、アドバイスやご内覧のサポートをさせていただきます。物件(商品)のご内覧に関するご質問は、ご遠慮なく、お申し付けください。

営業部 阿井川

投稿日:2017/12/11   投稿者:阿井川 幾司(宅地建物取引士)
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