4-6 ここが気になる【物件内覧ポイント】パートⅥ

物件購入をご検討中のお方に、少しだけアドバイスです。

今回は、物件のご内覧の時に、知っておくと便利なポイントパートⅥをお話したいと思います。

 

物件内覧ポイント その⑧】 「納戸」(サービスルーム)の使い勝手を考えてみましょう。

 

建築基準法では、「居室」について、生活や仕事のために人が長時間過ごす部屋であるとし、その要件として、「採光に必要な窓などの開口部が床面積の1/7以上」「換気に必要な開口部が床面積の1/20以上」と定められています。

 

「納戸」(サービスルーム)とはこの二つの条件を満たさない「採光に必要な窓などの開口部が床面積の1/7未満」「換気に必要な開口部が床面積の1/20未満」の空間のことを言います。

 

ちなみにサービスルームと同じように「居室」に該当しないものとして、トイレ、洗面所、浴室、キッチン、収納、玄関、廊下等があります。ご内覧の際に、トイレや浴室に小窓があると喜ばれる事が有りますが、もともと、開口部が少ないところですから、開口部があると明るさを体感して頂けるので良いですね。

 

では、「納戸」(サービスルーム)の使い勝手を考えてみましょう。

 

「納戸」は、衣服や調度品を収納する部屋、中世以降は、寝室や産室にも使用されています。

 

日焼けが気になる衣類や書籍、直射日光を避けたい食品などを保管するスペースとして適していますので、収納スペースとされるのはもちろんですが、書籍の収納とあわせて、机や椅子を設置することによって、書斎として活用することもできます。また、子供のおもちゃの収納とあわせて、子供の遊び部屋としての空間利用も良いかもしれません。

 

窓がないサービスルームの場合、光や音を自分の思い通りにできるという点では、オーディオルームやシアタールームなど、趣味のための部屋として使うこともできます。

 

このように、新しい家にご入居されると同時に、ご家族のライフスタイルを見直したり、趣味の部屋を設けたり、お子様の成長に合わせた使い勝手を考えたり、新居に引越すに当たって、いろいろな夢を実現させることは、大切かと思います。

 

次回も、物件(商品)を内覧する時の知っておくとお得なポイントをお伝えしたいと思います。弊社では、皆様が、無理のない住宅購入の決断を下せるように、各担当者が、アドバイスやご内覧のサポートをさせていただきます。物件(商品)のご内覧に関するご質問は、ご遠慮なく、お申し付けください。

営業部 阿井川

投稿日:2017/11/05   投稿者:阿井川 幾司(宅地建物取引士)
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