こんにちは臼井です。
つい先日、こんな変わった売却事例がありました。
相場の問い合わせの電話反響があり「尼崎の●●町近くで、土地○○㎡、築○年、建物●㎡なのですが、いくら位ですか?」との問い合わせでしたので、販売事例を参考にして、「できれば一度正確に査定させていただき価格をご提示させていただきますが、低くみたとしても、だいだい○○○○万円位ではないでしょうか。」と答えたところ、
先方様が何やらびっくりされている様子でした。よくお聞きすると、売主様は関東在住の方で、売主である母親が弊社担当者が電話で提示した価格の2分の1位の金額で売りに出そうとしているので、あまりにも安いのではないかとのことで、問い合わせしたとのことでした。
その後、改めて現地にて鍵を開けてもらい、室内を拝見し、査定書を提示したところ、やはり査定価格の提示に2倍近くの価格差が付きました。電話の主は売主様の息子様だったのですが、売主である母親に売り出しの状況がどこまで進行しているのか確認していただくことになり、後日、結果を教えていただくと、すでに売買契約が終了して引き渡しを待つのみ という状況でした。
状況をおききすると、買主は不動産業者が買い取り、再販売する目的で購入したものであるとのことでした。お母様は相場がわからずに、「買いたたかれた感がある」とのことでした。息子様が「相場で売却したいのだが、何か方法はないですか?」とのことでしたので、
強くお勧めできるもではないのですが、 と前置きしたうえで、売主様にペナルティーは発生しますが、手付金の倍額を買主に払い、契約を解除すればもう一度、弊社提示の価格にて売却することも可能です。ただ100%提示価格で売却できる保証はありません。
とお答えしたところ。その手段をとり、すでに契約したものを解約して、弊社と専任媒介契約を締結し、弊社提示の価格にて売りに出したところ、
なんと、約1週間くらいで、すぐ近くの方が「娘様のために」ということで現金購入いただき、無事売却できました。旧契約を解約して解約金が発生しましたが、それでも数百万円の売却代金に差が出て、売主様には非常に喜んでいただきました。本当に珍しい売却事例です。
不動産の換金を急ぐときは、不動産買取業者に査定してもらうこともあるかと思いますが、特に急ぐ必要がなければ、2.3社の不動産業者に査定してもらい、比較して売り出し価格を決めるのがいいと思います。
それでは また!!