2-5 中古戸建の外壁塗装について
前回までは、室内の改装工事について記載させて頂いておりましたが、
今回は、外壁塗装について少しご説明させて頂きます。
外壁に使われる塗料は、大まかに4種類ございます。
*アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素塗料がございます。
塗料によって耐久年数や特徴が違います。
*アクリル塗料・・・耐久年数は、一般的に5~6年と言われています。
価格は安いが耐久性がない。
*ウレタン塗料・・・耐久年数は、一般的に7年~10年と言われています。
密着性に優れていて、比較的に色褪せや汚れに強い。
*シリコン塗料・・・耐久年数は、一般的に10年~13年と言われています。
色褪せや汚れに強く、耐久性・防カビ性・防藻性がある。
現在、外壁塗装の主流として使用されている。
*フッ素塗料・・・・耐久年数は、一般的に15年~20年と言われています。
価格は高いが耐久性がある為、ビルや橋梁に使われています。
現在、戸建住宅の外壁塗装には、シリコン塗装が主流となっています。単に価格が安いからといっても、耐久年数が短い可能性もございますのでご注意下さいませ。
外壁塗装時期の目安としては、チョーキング現象が起き始めたら外壁塗装の時期です。チョーキング現象と言って手で外壁部分を触ると白い粉が付く状態です。外壁の防水効果が弱くなってきているサインです。
物件見学の際には外壁も重要なチェック箇所となります。どれくらい前に外壁塗装をしているのか、チョーキング現象は起きていないのか等。
近年では、高価格ですが、光触媒塗料も外壁塗装に使用され始めています。
耐久年数は一般的に15~20年と言われています。優れているのが、太陽の紫外線で外壁表面に付着した汚れを分解して、雨で洗い流してくれると言う魔法みたいな塗料もございます。