1-11 【団体信用生命保険】についてⅡ
前回は、団体信用生命保険の種類(「死亡及び重度障害」、「ガン」、「3大疾病」、「8大疾病」)をご説明しましたが、今回は、最近の団体信用生命保険の商品をご紹介していこうと思います。
前回のおさらいですが、一般的な「死亡及び重度障害」の団体信用生命保険は、借主様が住宅ローン借り入れ期間中に「死亡及び重度障害」になると住宅ローン残高が0円になり、「ガン」の団体信用生命保険は、生まれて初めてガンと診断された場合、初期のガンであっても、住宅ローンの残高は無くなるというものです。次に3大疾病保険(ガン・心筋梗塞・脳卒中)は、ガン以外に心筋梗塞・脳卒中で医師の診療を受けた日から60日以上所定の状態が継続したと診断されれば、住宅ローンの残高は無くなります。最後に8大疾病保険(ガン・心筋梗塞・脳卒中・高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎)は、ガン・心筋梗塞・脳卒中以外に高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎で医師の診療を受けて就業不能状態が12~13カ月間継続すれば住宅ローンの残高が無くなるというものです。
最近の商品は、上記に加えて「日常のケガ・病気保障特約」という商品があります。これは、住宅ローン融資日以降に罹患した8大疾病以外のケガ・病気により就業不能状態となり、その状態が1ヶ月を超えて継続し、住宅ローン返済日が到来した場合、1回の就業不能につき、最長12回を限度に毎月のローン返済額を保証してくれます。また、このような状態が、13か月を超えて継続した場合には、住宅ローン残高が0円になります。
これは、重大な病気以外にも日常的に起こりうるケガ等で仕事ができなくなった場合に月々のローン返済を保証してくれて、もし、1年以上(13か月以上)仕事ができなくなった場合には、住宅ローンが無くなるという保障ですので、借り入れされている方にとっては、心強い商品だと思います。
次に、「奥さま保障特約」という商品があります。内容としましては、8大疾病の団体信用生命保険と先程の「日常のケガ・病気保障特約」の両方に加入することを条件に無償で加入できる保障です。これは、女性配偶者が生まれて初めて乳ガン・子宮ガン・卵巣ガンなどで、医師の診断確定がなされた場合、ガン診断保険金として、100万円が支払われる商品です。
このように最近の「団体信用生命保険」は家族まで保障してくれ、多額の借金である住宅ローンを組んだからといっても、万一の場合は保険がまかなってくれるという安心感さえあると思われました。
営業部チーフ 山田裕之