1-4 【フラット35】の特徴は?

【フラット35】は、固定金利ですので、当初の支払いから、最終回の支払いまで、毎月の返済額が変わりません。

 

従いまして、毎月の支払いのベースラインが、一定ですので、「景気の良し悪し」や「お子様の成長過程」等による影響を受けず、ライフプランが立てやすくなります。

住宅ローンは、見方を変えれば、定額積立金(住宅ローン返済)をしているうちに、満期時に、(不動産価格という)定期預金を生み出します。また、住宅ローンの返済途中でも、住宅を売却し、売却して得た金員を頭金に、新たな住宅を購入することも可能です。(住宅の買い替え)

その点、賃貸のお家賃の支払いでは、このように、資産を生み出すことはできません。現在の低金利時代では、預貯金で、住宅の頭金を貯めるには、長期間かかる為、住宅価格の100~110%借入できる低金利の住宅ローンを利用して、不動産という財産を築かれる方が、増えています。

 

【フラット35】のお申込みは、年収に占める全てのお借入れ(住宅ローン・自動車ローン・教育ローン・カードローン等)の年間合計返済額の割合が、年収400万円未満の方は、30%以下・年収400万円以上の方は、35%以下であれば、可能です。例えば、民間金融機関の住宅ローンの審査に見られる審査金利4%の年間返済額が、お申込人の年収による年間返済額を下回ることが条件ということはありません。実情の借入れに応じて、審査されますので、ライフプランをしっかり、立てられている方であれば、どなたでもお申込み可能です。

 

【フラット35】は、自営業の方でも、安心して、お申込できます。しかしながら、過少申告されていますと、毎月の返済額は、楽々、支払い可能なのに、年間合計返済額の割合が満たない為、住宅購入が出来なくなることがありますので、ご注意ください。昨今は、自営業の方も、住宅ローンを利用して、店舗付住宅を購入される方も、増えています。自営業の方は、賃貸店舗の家賃支払いとお住いの家賃等を住宅ローンに置き換えて、マイホームでの営業を考えられる方もおられます。

 

【フラット35】のお申込みは、民間金融機関の住宅ローンよりも、比較的、サラリーマン、自営の別に関わらず、どなたでもお申込みができますが、ご注意点としまして、悪質な貸金業者より借入れされている方、他の借入の連帯債務者になられている方、税金を延滞されたり、未納の方等は、即刻、否決の公算が高くなりますので、ご注意ください。

 

住宅ローンに対するご不安、ご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

営業部 阿井川


投稿日:2016/11/13   投稿者:阿井川 幾司(宅地建物取引士)
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