尼崎市の不動産売却査定①

こんにちは臼井です。

 

 

不動産の査定のときに最初の売出価格を設定しますが、約26年の経験があっても、価格を決めるとき迷うこともあります。

 

過去の取引事例と現在の販売事例、路線価、固定資産税評価額などをもとに算出していくのですが、算出している途中において、査定物件の近くで新しい売物件が出てきたりして困惑する場合があります。特に中古マンションなどは最近売り出し価格が強含みで推移していますので、査定の時、改装などしている物件では価格を少し強気で設定する場合があるのですが、

 

その直後に同じマンションから相場よりも少し安い物件が売りに出てきたりする場合もあります。一瞬焦ることもあるのですが、要は類似物件として売りに出てきた物件が売れてしまえばいいわけです。

 

前にもいいましたが需要と供給のバランスですから同じマンション内での売り物件数が少なくなればなるほど、売り出し物件の引き合い(問い合わせ)はでてきます。ただし、極端に相場を大きく超える物件については、引き合いは入りません。買主様は本当にエリア内の物件情報をよくご覧になっています。

 

引き合いの目安は、やはり案内件数と比例すると思います。たとえば売りに出して約3か月位の間に案内が1件も入らなければ、その物件価格は、現在の市場価格で判断すると“少し高い、”と判断できると思います。

たとえば1900万円で売りに出していた物件を1850万あるいは1800万円と

売り出し価格を見直すことにより引き合いは変わってきます。

 

弊社の売物件でも価格設定が的確であれば、だいたい約3か月位で

成約しています。マンションと中古戸建の価格設定で考えると、マンションのほうが価格相場を掌握しやすいように思います。それはマンションの場合は同じようなプランで広さ(面積)、間取り、階数の違い位で、設備などは大きな違いが付きにくいから値段をつけたときに、売り出し価格に変化が生じにくいのではないでしょうか。

 

この続きは又、次回に・・・最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

投稿日:2016/10/29   投稿者:代表者 臼井 修(宅地建物取引士)
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